天王寺 勉強会
天王寺にある再生士の事務所にもどって、勉強会がおこなわれた。物件をふりかえりながら、家賃相場の予想を各自発表していく。テンポが早く、投資プランナーたちの次々に手元で計算するの、まるで澱みがない。頭の回転の速く大阪の投資プランナーは場慣れしている。
ちょっと気を抜いたら、もう次の話題に移ってしまう。ついていくのが必死だ。
またこの勉強会がすごいのは、再生士がいなくともほとんど自動的に進行していくこと。進行にムダがない。投資家と再生士のあいだでやりとりが定型化しているのか、まるで魚市場のセリのようにやりとりが進んでいく。
天王寺ツアーを振り返って
大阪の土地勘はまったくなかったけど、オンライン受講で見ていた物件が多かったのでそこまで違和感はなかった。
オンライン受講していたとき、なぜ関西関東で課題提出のコースが分かれていたのが不思議だったけど、こうやって物件を見てまわるとその理由がわかった気がする。その土地によって物件の特性がまるでちがうのだ。地域がちがうと住む人がちがうし、家のつくりもちがう。家がちがえば、購入価格とリフォーム代もちがうし、ターゲットとなる賃貸需要もちがってくる。
結果的に関西関東でまったくちがった投資になることもあり得る。
本来はそういった個々の事象を見極めて投資するのが、投資家の技量だとおもう。とはいえ、関西の物件と関東のそれではだいぶ特徴がちがってくるのは事実である。金額と利回りがちがえば、集まる投資家のタイプが変わってくる。ちょっとした差異の集積なのだが、それが円として重なりあってくるとまったくべつの事象のように表出してくるというのは、おもしろい現象かもしれない。
大阪の物件ツアーが基本になるというと言い過ぎだけど、天王寺エリアに参加してオンライン受講の内容がいろいろと腑におちることがあった。そういう意味では、大阪の古家物件ツアーはいちど参加すべきだろう。