#天王寺 五件目
五件目は車を飛ばし、富田林まで遠出する。富田林の名前はきいたことがあるけど、地図的な場所はわからない。4LDKの広い戸建、建物面積一○○㎡ほどの物件だった。広いし部屋数が多いので、いままでのザ・大阪物件とは趣を異にする。
郊外型の戸建物件で、いってみれば北陸の家にちかい。こういった物件は、大阪の古家ダンナ衆より自分のほうが見慣れている。
天王寺ツアーのなかでは、ここはイレギュラーな物件だった。勉強会では家賃六万八千から六万との声があがっていて家賃の読みにバラツキが生じている。いつもとちがう物件にベテラン投資家も戸惑いぎみだった。要するに慣れていなのだろう。そもそも富田林の山の際にある物件で、そこまで賃貸需要があるのかも怪しい。
大阪の再生士は戸建賃貸ではなく、グループホームを提案していた。部屋数の多さを逆手にとったやり方だとおもう。そんな方法アリ? と一瞬おどろいたが、古家リフォームといってもさまざまなやり方があるのだと、そのことを教えてもらった気がする。